日本の航空会社として初のCargoWise接続を実現
WiseTech Global (ASX:WTC) と全日本空輸株式会社(以下「ANA」)は、この度、両社システム間の直接データ統合を発表します。これによりフレイト・フォワーダーは、業界をリードする物流実行プラットフォーム、CargoWise内で、日本最大手の航空会社とリアルタイムで貨物の計画、予約、確認、管理を行うことができるようになります。
ANAは日本の航空会社として初めてCargoWiseに接続されます。CargoWiseとANAシステム間の直接接続は現在本番環境にあり、CargoWiseキャリア接続プログラム の一環として、CargoWiseの広範なユーザー企業が利用できます。世界最大手のグローバル・フレイト・フォワーダー全25社を含むCargoWiseユーザー企業は、ANAのスケジュールや貨物スペースの空き状況、料金を把握し、eBookingに効率的にアクセスできるようになり、データを再入力したりCargoWiseを離れることなく、航空貨物輸送の全工程の管理が可能となります。こうした大きな効率化のメリットを最初に享受するフォワーダーが、DHL Global Forwardingです。
東京に本社を置くANAは、日本最大の航空会社です。ANAは、貨物便と旅客便ネットワークをあわせ持つコンビネーションキャリアとして、アジア、北米、ヨーロッパの主要都市にまたがる路線網で安定した輸送サービスを提供しています。
フレイト・フォワーダーがより簡単に路線を調べブッキングを行うために、CargoWiseのマーケットプレイスであるAirlineConnectからもANAの情報へのアクセスが可能になります。これにより、1度のトランザクションで複数の航空会社の料金を確認、比較、選択できるようになります。
ANA 貨物事業室長 兼ANA Cargo代表取締役社長 脇谷 謙一氏は次のように述べています。「ANA は世界中の主要都市へ就航しており、お客様が使用する予約システムを通じて、当社のネットワークを容易かつ効率的にご活用いただけるよう取り組んでいます。CargoWiseとのシームレスなデータ連携により、効率化や品質向上を図り、貨物スペース予約における更なる利便性向上に取り組んでまいります。」
DHL Global Forwarding、国際航空輸送部門責任者のMax Sauberschwarz氏は、次のように述べています。「DHLは、デジタルの世界で卓越した成果を実現することに尽力しています。今回の直接データ交換は、当社がCargoWise内でANA Cargoと貨物の計画、予約、管理が直接行えることを意味します。これにより、当社はより便利で効率的なサービスをお客さまに提供することができるようになります」
WiseTech Globalの航空会社接続(Airline Connectivity)担当部長であるScott McCorquodale氏は次のように述べています。「日本は世界第4位の経済大国であり、ハイテク製品や消費財における世界最大の生産国の1つです。こうしたセクターは航空貨物の輸出入において高い需要を生み出すため、今回のANAとの提携でこの需要に応えることができるのを嬉しく思います。ANAは日本と世界の貿易を促進する上で重要な役割を果たしています。そこで、フレイト・フォワーダーがANAの航空貨物スペースの空き状況や価格情報にリアルタイムでアクセスしブッキングを完了するなど、すべての作業がCargoWiseを離れることなく可能になることで、サプライチェーン全体の効率性と精度がさらに向上するでしょう」
CargoWiseのお客様で接続をご希望の場合は、CargoWise eRequestポータルからリクエストを送信してください