SeafrigoグループとWiseTech Globalは、19カ国に広がるSeafrigoのネットワーク全体に渡って、クラウドベースの統合型物流実行プラットフォーム「CargoWise」を展開することを発表した。

国際的物流において主要プレーヤーであるSeafrigoグループの事業は、1,200人を超える物流専門家のチームにより世界中に展開されている。当グループは、貨物輸送、航空貨物、トラック輸送、周囲温度制御の倉庫保管、通関業務に渡って包括的なサービスを提供している。

SeafrigoグループのCEOであるEric Barbé氏は「当社のネットワーク全体のニーズを満たし、今後の成長にも柔軟に適応できるシステムが必要だった。オーストラリア、中国、シンガポールなど当社の数々のロケーションに渡って、CargoWiseの成功を目の当たりにしてきた。確立したフレイト・フォワーダーとして、1度きりのデータ入力と包括的なレポート作成を提供する、この単一の統合型システムに移行することは、当社のプロセスを統合、合理化する画期的なステップであり、我々の業務だけでなく、お客さまの利益にもなる」と述べた。

Barbé氏は「当社は、環境への影響を最小限に抑えるために果たすことができる役割も認識している。このソリューションで、ペーパーレス化という目標に真剣に取り組むことができると同時に、社員の生産性も大幅に向上する。CargoWiseプラットフォームの力と優位性で、間違いなく、グローバルネットワーク全体のサプライチェーンを効果的に管理することが可能となるであろう」と語っている。

2021年4月から、CargoWiseの貨物輸送、通関、会計モジュールがSeafrigoの業務全体に渡り、段階的に展開される予定である。

WiseTech Globalの創設者兼CEOのRichard White氏は「SeaFrigoグループがCargoWiseを採用するという重要な決断をしたことを歓迎する。繰り返しになるが、CargoWiseの豊富な機能性と強力な機能で、物流業界の主要プレーヤーは将来のビジネスの成長を計画し、実現することが可能になる。これも、当社のテクノロジーとデジタル化機能が、急速に変化する業界で真のソリューションを提供することにおいて重要な役割を果たしていることを示す良い例である」と述べた。

160ヵ国以上でライセンス付与されているCargoWiseで、物流サービスプロバイダーは、貨物輸送、通関、倉庫業務、発送、貨物追跡、陸上輸送、eコマース、国境を越えたコンプライアンスといった領域で、非常に複雑な取引を実行することが可能となり、複数のユーザー、機能、国、言語、通貨に対応する単一データベースで業務を管理することができる。

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