輸送および物流における世界的大手CMA CGMグループの一部であるCEVA Logistics社は、統合型物流実行プラットフォーム「CargoWise」の展開を開始した。

今回の戦略的投資により、CEVA Logistics社は同社のグローバルネットワーク全体に渡るすべての4PL業務プロセスを簡素化・標準化する予定である。計画されたプロセスとして、CargoWiseが今後5年間に渡って導入され、複数のレガシーシステムを置き換え、ビジネスにおける効率を向上させるという。

業務効率を向上

CargoWiseへの切り替えで、世界中のCEVA Logisticsチームは、単一のプラットフォームで貨物輸送や通関業務における活動をリアルタイムで確認できるようになる。

物流専用ソリューションのCargoWiseを使うことで、同社従業員は単一データベース内ですべての機能、オフィス、国、言語に渡る情報にアクセスできるようになり、CEVA Logistics社のデジタル変革を促進する。

2022年末までにはCEVA Logistics社の全ロケーションの5割がCargoWiseプラットフォームで完全に機能し、プロジェクト全体は2025年までに完了、展開される予定である。

全社的デジタル化

CargoWiseへの移行は、ビジネスの成長と業務効率の向上の両方を目的としたCEVA Logistics社の「IMPACT 2020」計画の重要な部分である。同計画の一環であるその他の最近の投資には、アフリカのAMI Manica社の過半数の株式購入と顧客向けプラットフォーム「MyCEVA」の立ち上げが含まれる。

CEVA Logistics社のCEOであるMathieu Friedberg氏は次のように述べている。「CargoWiseの導入により、CEVA Logisticsは、マルチモーダル輸送および契約物流業務の先導に努めていくうえでの生産性と効率をさらに向上できるであろう」。

「CargoWiseは輸送および物流部門全体において実績があるため、新デジタルプラットフォームを提供するシステムとして正しい選択だ。CEVA Logsticsは最近、カスタマージャーニー(エンドツーエンドの顧客体験)の改善に投資しており、今回のCargoWise導入で、ハイレベルのエンプロイージャーニー(エンドツーエンドの従業員体験)マップも作成できるようになる」と語った。

WiseTech Globalの創設者兼CEOであるRichard White氏は「CEVA Logistics社をわが社のグローバル展開ファミリーに迎え入れることを非常に喜ばしく思う。同社のビジネス、そして、その何千人もの物流スペシャリストにとって素晴らしい決断だ」と語り、

「物流の世界は、今後の成功にとって重要となるプロセスのデジタル化および自動化で、過去6カ月間に著しい変動を経験した。CEVA Logistics社はCargoWiseを使うことで、物流およびサプライチェーン業務全体の効率を大幅に向上し、世界的にその存在と優位性を確立し続けることが可能になるであろう」と述べている。

160ヵ国以上でライセンス付与されているWiseTechの旗艦製品「CargoWise」で、物流サービスプロバイダーは、貨物輸送、通関、倉庫業務、発送、貨物追跡、陸上輸送、eコマース、国境を越えたコンプライアンスといった領域で、非常に複雑な取引を実行することが可能となり、複数のユーザー、機能、国、言語、通貨に対応する単一データベースで業務を管理することができる。

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