シドニー(オーストラリア) – 北欧・バルト海地域最大手の航空貨物キャリアであるフィンエアーカーゴ社と世界を先導する物流実行プラットフォームCargoWiseのプロバイダーであるWiseTech Gobal(ASX: WTC)との提携により、フレイト・フォワーダーはCargoWiseプラットフォーム内からリアルタイムで効率的に貨物の選択、予約、確認および変更を実行できるようになった。

フィンエアーカーゴ社のオペレーティングシステムであるSkyChainとのグローバルな直接データ接続にはカスタムAPIが使用されており、世界最大手のフレイト・フォワーダーを含むCargoWiseの顧客は、アジア、ヨーロッパ、米国など24カ国にわたって、フィンエアーカーゴのフライトスケジュール、運賃、貨物スペース、在庫に直接アクセスできる。CargoWiseを使用する顧客には現在利用可能となっている。

フィンエアーカーゴ社は同社のヘルシンキ空港にあるCOOLハブ(COOL Nordic Cargo Hub)を通じて、アジア、ヨーロッパ、北米の間において高速かつ高品質な輸送サービスを提供している。同ハブは温度管理された貨物の専用取扱いはもちろんのこと、最新のテクノロジーおよびデータ監視システムを特徴とする世界で最も先進的でデジタル化された航空貨物ターミナルだ。

フィンエアーカーゴ社の上級副社長であるFredrik Wildtgrube氏は次のように語っている。「フィンエアーカーゴはデジタル化を活用して、航空貨物の出荷プロセスの透明性と効率性を根本的に向上させている。CargoWiseとの直接データ交換により、CargoWiseのプラットフォームを使用したまま予約からエアウェイビル(AWB)の発行までのライフサイクル全体でライブデータを共有できるため、当社のお客さまにシームレスな顧客体験を提供できる。また当社も予約をより迅速に確認できるため、貨物スペースを最大限に活用し、出荷や市場の変化に迅速に対応できるようになった。当社ではAWBや税関情報も含めて共有データを拡大することを検討しており、それによりWiseTechとの提携がさらに価値あるものになるであろう」。 

一方、WiseTech Globalの物流データおよび接続担当バイスプレジデントであるJorre Cobelens氏は次のように述べている。「航空貨物のオペレーターは、制裁措置、自然災害、ストライキ、輸送容量の制約、運賃の変動など絶えず変化する市場で業務を行っており、フライト経路や許容搭載量を必要に応じて調整しなければならない場合がある。フィンエアーカーゴの強化された直接eブッキング・インターフェースにより、フレイト・フォワーダーはタイムリーな情報に簡単にアクセスできるため、出荷プロセスのすべての段階で透明性のある情報に基づいた判断を行うことができる。それにより同航空会社とその顧客の効率性と柔軟性が向上する。これは温度変化に敏感な貨物にとって特に重要なことだ」。

また同氏は「当社のビジョンは、CargoWiseがグローバル物流のためのオペレーティングシステムとなり、エンドツーエンドのエコシステムにわたって生産性、可視性、そしてデータの安全性を向上させることである。CargoWiseにより、フィンエアーカーゴを含め、APIに接続可能な大半の航空会社との直接データ交換が可能になったため、当社ビジョンの実現に一歩近づいていると思う」と語っている。

フィンエアーカーゴについて

フィンエアーカーゴ社は、同社のヘルシンキ空港にあるハブ(COOL Nordic Cargo Hub)を通じて、アジア、ヨーロッパ、北米の間において高速で高品質の輸送サービスを提供している近代的な航空貨物キャリアです。同社は、医薬品、魚介類、その他の生鮮品など、温度管理された貨物の取扱いを専門としています。ヘルシンキ空港にある最先端のCOOL Nordic Cargo Hubのオペレーションは最新のテクノロジーとデータ監視システムを使用しており、航空貨物物流の効率性と透明性を高めることを目指しています。

COOLターミナルWebサイト: https://cargo.finnair.com/coolterminal360/
フィンエアーカーゴWebサイトをご訪問ください: https://cargo.finnair.com/en


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