民間企業であるFracht Australiaは1987年にオーストラリアに設立され、世界115カ所にオフィスを構える他のFrachtグループ企業と同様に、顧客に可能な限り最高のサービスを提供することに専念している。

Fracht Australiaの取締役であるMichel Scheuble氏は、経営幹部であろうと、国内3カ所の一本部で働くオペレーターであろうと、当社では社員全員が一致団結し、すべてにおいてお客様を第一に考えている、と自信を持って語る。

その結果、Fracht Australiaは生産性を最適化し、市場をリードする技術ソリューションを早期に発見し導入することで、常に競合他社の一歩先を進んできた。

「CargoWiseのおかげで、当社はこれまで不可能だった成長が可能となった。必要時にワンタッチで同じデータベース上のすべての情報にアクセスできることは、千金の価値がある」。

「Fracht Australiaは、FrachtグループがCargoWiseを基幹フレイト・フォワーディングプラットフォームとして導入する上で、実に主導的な役割を果たした。我われはこのソフトウェアの価値を他国の同僚に積極的に紹介した」。

「CargoWise導入で、当社は大きく前進した。そして世界のより多くのFrachtグループ企業がCargoWiseを導入し、同様の業務効率の向上が得られていることを嬉しく思う」とScheuble氏は述べる。

Fracht Australiaの取締役であるGeorge Koutroulis氏によると、物流業務の合理化と最適化を図るためにCargoWiseの高度なワークフローおよび自動化ツールを使用した結果、生産性が大幅に向上したという。そして得られた成果の多くが予想外のものだった。 

「この4年間、当社はCargoWiseのワークフローとタスク機能の運用を開始するために、多くの時間と資金を投じ、社員を訓練してきた」。

「当社がCargoWise導入以前の業務方法に戻ることは、今ではほぼ不可能に近い。我われの今日の業務方法は、実に洗練されたプロセスだ。すべてのビジネスルールがワークフローに組み込まれ、問題が発生する前にあらゆるエラーを事前に見つけ出すことができる」。

「おかげで我われは先を見越して行動することができ、運営方法が一変した。社員は時間に余裕ができたため、顧客へのより良いソリューションの提供や、ビジネスに付加価値をもたらす新しいアイデアの創造など、より重要な業務に時間を割くことができる」とKoutroulis氏は述べる。

このことはScheuble氏も同意見で、CargoWiseの生産性ツールを使用することで従業員の仕事量が可視化されるため、適時適所に十分なリソースを確実に割り当てることができる、と話す。

「CargoWiseは将来を予言できる水晶玉のようなものだ。我われはそこにあるすべてのデータを使用して、可能な限り最も十分な情報に基づいた判断ができる」とScheuble氏は語る。

一流のカスタマーサービスを提供

CargoWiseで作業することで手動処理が排除されたため、当社は顧客に高水準のカスタマーサービスを一貫して提供できるようになった、とKoutroulis氏は説明する。

「こうした技術的進歩を遂げたことで、今日、当社のチームはより生産的に仕事ができている。当社では、ワークフローを通じてビジネスルールを徹底させている。同ツールを使用すれば紙ベースの書類を逐一調べる必要がなくなるため、社員は顧客に卓越したサービスを提供することにより多くの時間を費やすことができる」。

「また、COVID-19パンデミック中は社員の多くが在宅勤務で働いていたため、ワークフローが大変役立った。社員はシステムを使用して、やるべきタスクに常に注力し、物理的にオフィスにいなくても、同僚と協働することができた」とScheuble氏は続ける。

過去1年半に物流業界が経験したいくつかの混乱を振り返り、Scheuble氏は、サプライチェーンの可視性と回復力の重要性がかつてないほど明確になり、同社の顧客にとってこれまで以上に重要性を増した、と話す。

「ここ数年で、顧客がフレイト・フォワーダーから期待することが変わってきている」

「顧客は我われからのもっと多くの関与を望んでおり、ワンタッチでいつでも情報が送られ、利用できることを期待している。CargoWiseを使用すれば、あらゆる目的でシステム上のすべてのデータに即座にアクセスできる」。

デジタル変革の旅を続ける

デジタル化については、もはや物流業界の流行語ではなくなったが、フレイト・フォワーダーが深刻な不確実性と混乱の中で成功し続けていくために不可欠だという点で、両者の意見は一致している。

「何もせず、何も変えなければ、置いていかれるだろう」とKoutroulis氏は言う。

「Fracht Australiaは常にテクノロジーの最先端を行くために多額の投資を行ってきた当初はフレイト・フォワーディングのツールとしてCargoWiseを使用していたが、同ソフトウェアの機能がさらに開発されて増えるにつれ、より多くのモジュールを使用するようになった」。

「CargoWiseを当社の全データと情報の主要源とすることで、さまざまなモジュールを使用して顧客のニーズに応えるための情報を得ることができる」とKoutroulis氏は語る。

Scheuble氏も同意見で、顧客の意見に真摯に耳を傾け、適切な技術ツールを活用すれば、あらゆる混乱に強力な立場から対応することができる、と述べている。 

我われの業界では、最新の動向を把握するだけでなく、過去に起こったことと将来的に起こる可能性のあることを確実に認識しておくことが非常に重要だ」。

「WiseTech Globalは常にテクノロジーに投資し、改善を図り、CargoWiseの開発を推進している。ある意味で、フレイト・フォワーディング業界におけるソフトウェアの使用方法に革命をもたらしたと言える。そして私は、Frachtがその旅路を共に歩めたことを誇りに思う」とScheuble氏は締めくくった。