総合物流・輸送ソリューションの大手グローバルプロバイダー、Aramex社は本日、同社のグローバルネットワーク全体で、WiseTech Global社の統合型物流実行プラットフォーム「CargoWise」を正式に導入開始することを発表した。
CargoWiseの導入は、同社がデジタル・トランスフォーメーションを進めていく上で不可欠な段階であり、革新的なソリューションを戦略的に活用することで進化する顧客のニーズを満たし、変化する市場環境に迅速に適応することができる。今回の導入範囲は、同社の全拠点における貨物輸送製品を対象とする。
Aramex社は、アジア、ヨーロッパ、中東にまたがる1,200のフレイト・フォワーダーの世界的ネットワークにCargoWiseを同時導入するという独自のアプローチを行う。CargoWiseは同社の貨物輸送および通関業務をサポートし、同社従業員と顧客の総合的なユーザー体験を向上させる。
Aramex社の最高デジタル責任者であるMohammed Sleeq氏は次のように述べている。「この困難な時期にビッグバン型アプローチ（一斉稼働）でCargoWiseの導入開始ができることを大変誇りに思う。わが社は、このような大規模なグローバル輸送管理システムを導入するための常識を書き換えており、これはグローバルに変化する環境に対応するわが社の敏しょう性とスピードを証明するものだ。開発サイクルを何年も短縮し、旧型および最新システムを混在させて運用するような状況を回避している」と語った。
「単一のプラットフォームを介して、CargoWiseはわが社のグローバルな貨物業務全般に、環境設定、自動化、リアルタイムの可視性を提供している。その結果ビジネス上の利益が大きく向上し、わが社すべての貨物コミュニティで実感できるようになるだろう」とSleeq氏は付け加えた。
WiseTech Globalの創設者兼CEOであるRichard White氏は 「これはAramex社の大きな成果だ。同社の広範囲なグローバル拠点において、CargoWiseがこれほど大規模かつ組織的なアプローチで展開されたことを非常に喜ばしく思う。今回のCargoWiseの導入は、同社にとってエキサイティングなデジタル・トランスフォーメーションの段階を示し、グローバルにより効率的な貨物の移動を可能にする技術革新への深い関与を裏付けるものである」と語った。
160ヵ国以上でライセンス付与されているCargoWiseで、物流サービスプロバイダーは、貨物輸送、通関、倉庫業務、発送、貨物追跡、陸上輸送、eコマース、国境を越えたコンプライアンスといった領域で、非常に複雑な取引を実行することが可能となり、複数のユーザー、機能、国、言語、通貨に対応する単一データベースで業務を管理することができる。
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